古家付き土地を「解体更地渡し」で売るときの注意点 地中埋設物のリスクとは?
古い戸建を売却する際、建物付きのままではなく「解体して更地で引き渡す」という条件で売却するケースがあります。
買主が土地を購入して新築住宅を建てる予定の場合、このような形での取引は比較的よく見られます。
ただし、建物の解体工事では、地中埋設物やアスベストなど、解体してみないと分からない問題が見つかることがあります。
今回は、古家を解体して土地として売却する際に知っておきたいポイントについてご紹介します。
近年は建築資材の価格高騰が話題になることも多く、ご存知の方も多いと思いますが、解体工事の費用も以前に比べて上昇傾向にあります。
また、築年数が比較的浅い住宅の場合、建物の構造や建て方によっては使用されている木材の量が多く、解体費用が高くなるケースもあります。
さらに、解体工事では実際に工事を進めてみないと分からない部分もあり、地中埋設物の発見やアスベストの有無などによって追加費用が発生する可能性もあります。
解体してみないと分からない「地中埋設物」
建物を解体したあと、地面の中から次のようなものが見つかることがあります。
●古い基礎コンクリート
●浄化槽
●古い井戸
●配管やコンクリートガラ
地中埋設物の代表的なものとして「コンクリートガラ」があります。これは、古い建物の基礎や土間コンクリート、ブロック塀などを解体した際に出るコンクリートの破片や塊のことをいいます。
昔の解体工事では、現在ほど廃材処理のルールが厳しくなかった時代もあり、解体時に出たコンクリート片などがそのまま地中に埋め戻されているケースも見られます。
地中埋設物として比較的多く見られるものには、コンクリートガラ、古い杭、浄化槽などがあります。
なかでも浄化槽は、以前の住宅では設置されていることも多く、解体後も地中に残っているケースがあります。撤去が必要になった場合には、状況によっては数十万円程度の費用がかかることもあります。
これらの地中埋設物が問題になるのは、新しく建物を建築する際の工事に支障が出る可能性があるためです。
例えば、基礎工事や地盤改良工事を行う際に、地中からコンクリートガラなどが見つかると、そのままでは工事を進めることができません。
そのため、重機で掘り起こして取り除き、分別したうえで産業廃棄物として処分する必要があります。
この作業が発生すると、追加の撤去費用がかかる場合があります。
売買契約では、こうした地中埋設物が見つかった場合、撤去費用は売主負担とする取り決めになることが一般的です。
そのため、解体工事の途中で埋設物が見つかると、想定していなかった追加費用が発生する可能性があります。
アスベストが見つかった場合は費用が高額になることも…
古い建物の場合、もう一つ注意したいのがアスベスト(石綿)です。
例えば次のような建材に使用されていることがあります。
●外壁材
●軒天
●屋根材
●吹付材
アスベストが含まれている場合、
通常の解体よりも厳しい処理が必要になるため、費用が大きく増えることがあります。
規模や工法によりますが、
数十万円〜場合によっては100万円以上追加になるケースもあります。
解体更地渡しは「費用のブレ」が出やすい
解体更地渡しの売却では、
●地中埋設物
●アスベスト
●追加の廃材処理
などにより、解体費用が当初の見積より増える可能性があります。
売却を検討する際は、
●解体費用に余裕を見ておく
●不動産会社と契約条件を確認する
といった準備をしておくと安心です。
まとめ
古家付き土地を解体更地で売却する場合、
解体後に見つかる
●地中埋設物
●アスベスト
などにより、追加費用が発生する可能性があります。
売却を検討する際は、
「解体費用はある程度変動する可能性がある」という点を理解しておくことが大切です。
売買契約の特約で、「地中埋設物が見つかった場合は買主負担とする」といった取り決めをするケースもあります。
ただし、このようにリスクを買主側が負担する条件の場合、その分を見越して購入価格が低めに設定されることも少なくありません。
仮に地中埋設物が見つからなかった場合でも、売却価格が後から戻るわけではないという点には注意が必要です。
そのため、解体更地渡しとするのか、現況のまま売却するのか、契約条件も含めて事前に検討しておくことが大切です。
特に、築年数の古いご実家などを相続して売却する場合には注意が必要です。
相続した不動産では、建築当時の状況や過去の解体履歴などが分からないことも多く、解体工事の際に思わぬ地中埋設物が見つかる可能性もあります。
売却方法や契約条件によって負担の分け方も変わるため、事前に整理しておくことで安心して取引を進めることができます。
古家の売却をご検討の際には、状況に応じた方法について不動産会社に相談してみるとよいでしょう。
草加市・八潮市 不動産売却相談窓口
住所:埼玉県草加市住吉1-5-27
電話番号:048-948-6162
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